腫瘍センターについて

本院では、がんの集学的治療の発展に伴い、平成16年に診療科を横断する外来治療センターが設置され、さらに各診療科にまたがる機能を集約させるために、腫瘍センターとして、平成201月に新たに発足しました。
現在、本院はがん診療連携拠点病院等に指定され(下表参照)、がん診療に関わる院内の多種多様な業務の統括的な役割を果たしています。

・腫瘍センターの管理・運営は、がん治療に関わる各診療科長等からなるセンター運営会議が担当します。
・事業計画等は、各部・部会で検討の上、センター運営会議にて審議されます。
・学内のキャンサーボード全体を統括し、必要なボードを設置します。
・キャンサーボード部は、腫瘍センター長と運営会議とは独立して、各キャンサーボードの中央モニタリングを行い、定期的に活動の評価を行います。
・診療支援部会では、化学療法部、緩和ケアセンター、小児・AYA世代がんセンター、放射線治療チーム、がんゲノム医療・遺伝カウンセリングチーム、治療と仕事の両立支援チームを統括し、活動内容を把握し、必要に応じて、各診療科長・中央診療部等との調整を行います。
・患者支援・広報部会では、がん相談支援センターの活動を把握しつつ、市民公開講座などの広報活動を主体的に行います。
・研修部会では、研修会の企画・主催や他施設への講師派遣を行っております。

腫瘍センターの沿革

    備考
平成16(2004)年 外来治療センター設置(9月) 各診療科の診療ブースにて行われていた外来化学療法が外来治療センターに集約
平成19(2007)年 院内がん登録システム構築(7月) 院内がん登録開始
平成20(2008)年 腫瘍センター設置(1月)  
化学療法部設置 外来治療センターから腫瘍センター化学療法部に名称変更
化学療法プロトコール委員会設置 全診療科のプロトコールを中央管理
緩和ケアチーム稼働  
がん相談支援センター設置 定期的に「がんサロン」を開催
平成30(2018)年 緩和ケアセンター設置  緩和ケアチーム、小児緩和ケアチーム、がん看護外来稼働
キャンサーボード部設置 領域・臓器別キャンサーボード再構築・中央モニタリング開始
平成31/令和元(2019)年 診療支援部設置 放射線治療チーム、がんゲノム医療・遺伝カウンセリングチーム稼働
各種部会設置 患者支援・広報部会、診療情報部会、研修部会、研究部会設置
小児・AYA世代がんセンター設置 小児がんチーム、AYA世代支援チーム稼働
令和2(2020)年 治療と仕事の両立支援チーム稼働  
イントラネットでのキャンサーボードシステム構築 COVID-19感染症拡大

がん診療関係の本院の沿革

平成21(2009)年 地域がん診療連携拠点病院の指定を受け、現在に至る(厚生労働大臣)
北海道高度がん診療中核病院の認定を受け、現在に至る(北海道知事)
平成25(2013)年 小児がん拠点病院の指定を受け、現在に至る(厚生労働大臣)
平成30(2018)年 がんゲノム医療中核拠点病院の指定を受け、現在に至る(厚生労働大臣)